まだまだ夏は終わらない・・・海のセミ?セミエビがやってきた
茨城県周辺では珍しい、昆虫のセミに似た形をしたエビの仲間「セミエビ」の展示を開始しました。夏休みも終わりに近づいた2026年8月28日(金)、展示生物の入手に日頃からご協力をいただいている地元・大洗町の漁業関係者の方より、「那珂川河口沖で珍しいエビが獲れた」との連絡があり、飼育員が大洗漁港へ向かい、確認をしたところ、茨城県周辺では珍しいエビの仲間「セミエビ」だったため、水族館へと搬入しました。

セミエビは、昆虫のセミに似た姿をしていることが名前の由来となっています。多くの方がエビと聞いて思い描く形は、細長くスリムですが、セミエビは丸く平べったい形で、ずっしりとした体型をしています。セミエビと同じ仲間には、草履の形に似たゾウリエビ、団扇に似たウチワエビなどもいて、ネーミングが面白いこともこの仲間の特徴です。つぶらな目も特徴的で、顔に注目してみると、愛嬌のある可愛らしい印象を受けます。

当館では、これまでにもセミエビの展示をおこなったことはありますが、一般的にはセミエビが生息できる海域の北限は房総半島となっており、地元の海からやってきたセミエビの展示は初めてです。卵からふ化したばかりのセミエビの幼生は親とは似ても似つかない形をしており、海中を漂って生活します。茨城県内では、この幼生が海流に乗って流れ着くことはあっても、冬に海水温が下がってしまうと死んでしまうとされていますが、今回のセミエビは搬入時の体長が約18㎝もあり、数年は茨城の海でくらしていたと思われます。

今回の展示水槽の「大洗の生物コレクション」では、飼育員が大洗周辺の磯などで採集した生きものを中心に展示しています。身近な場所でくらす生きものたちの展示を通して、海や自然の変化について、みなさんと一緒に考えるきっかけになればうれしく思います。
| 展示場所 | 3階 出会いの海ゾーン「大洗の生物コレクションコーナー」 |
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※生物の状況により、展示が中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
