冬の使者「スナビクニン」展示中

多種多様な季節来遊魚が見られる水族館近くの磯場において飼育員が実施した採集調査で、冬の訪れを告げる魚「スナビクニン」を採集することができ、展示を開始しました。

展示場所3階悠久の海ゾーン「大洗コレクション」水槽

 「スナビクニン」はクサウオ科に分類される魚で、体長は8㎝ほどです。太平洋側では福島県から和歌山県まで広く分布し、冬に磯場や浅海域で見ることができます。

 「スナビクニン」は、違う魚と思われるほど体色の変異が著しく様々な体色の個体がいます。今回展示する3個体も同じ場所で採集されたにもかかわらず、しま模様・水玉模様・単一色と全く異なる体色をしています。この体色の違いや不思議をぜひ多くの方に紹介したいと考え、展示することとしました。

 「スナビクニン」は冬の磯場では普通に見ることができる比較的身近な魚ですが、暖かくなる頃には次第に姿を消してしまいます。その生態について詳しい研究はまだ進んでおらず、冬以外の季節はどこでくらしているのか、寿命はどのくらいなのかなど、まだまだ分からないことがたくさんあります。

※生きものの状況により展示内容等が変更となる場合がございます。