すっかり「別人」です
- 投稿日:
- 2016年9月9日
- 投稿者:
- osuka
今日はフンボルトペンギンの話題です。
昨年10月と11月に生まれ、その好奇心旺盛な行動で私たちをいつも楽しませてくれた3羽のちびっこたち。

胸に黒いラインが無いのが幼鳥の特徴なんです
先月末から3羽ほぼ同時に換羽(年に一度、全身の羽が生え換わること)がはじまり、先日全羽無事に換羽が完了しました。

大人と同じ模様になりました!
スタッフの間でも「ちょっと見ないうちにまるで別人…」とびっくりされるくらいの変わりっぷり。
毎日接している担当者ですらちょっと見ただけでは間違いそうなほどです。
さて、このちびっこたち、現在ではすっかり元気いっぱいですが、やはり「初めての換羽」はなかなかしんどかったみたい。
でもせっかくの「初・換羽」ですから、その様子をご紹介しましょう。
最初に換羽が始まったのは、やはり一番最初に生まれた「№294」。
若くて代謝がいいのか、すごいスピードで羽が抜けていきます。
初日はこんな感じで背中あたりから抜け始めましたが…

なんだか「着ぐるみ」を着ているみたいですね。
翌日にはもうお腹もこんなに抜けてきました。

お腹は下の方から抜けていきます
そしてさらに3日が経過すると…

ちょっと暑くてつらそうです…
じゃーん、何ともう古い羽が残っているのは頭と肩のみ!
スタッフ同士でも「やっぱり若さってすごいねぇ。この分だと10日位で換羽が終わりそう…」なんて話していたのもこの頃です。
そして、10日目はというと…

完全に生え換わりました!
すっかり換羽完了。
表情を見ると本人にとってはかなりつらい「初・換羽」だったようですが、今シーズンの当館の記録ではこの10日が換羽最短記録。
ちびっこ、さすがです。若さって素晴らしい!
実はこのちびっこに遅れる事2週間、ついに今日、最後の1羽の換羽が始まりました。
つまり、当館のフンボルトペンギンたちの換羽のシーズンももうすぐ終わり。
ということは、今度はペンギンたちの繁殖のシーズンが始まります。
ちびっこ模様のペンギンがいなくなってしまった今、次のちびっこの誕生が待ち遠しいです。

実はもう卵を抱いているコもいるんです…