- 投稿日:
- 2020年8月9日
- 投稿者:
- osuka
昨夜、アクアワールド・大洗で初めての「夜の大人のための企画」を開催しました。
その名も「宴夜~大人のためのナイトアクアリウム~」。
「夏の水族館」というと、子供たちの明るい声でにぎわっているイメージを持たれる方が多いかもしれません。
でも、大人になっても水族館でゆっくり楽しみたい方はきっとたくさんいるはず…という思いから企画したのですが、実は初めはかなり不安でした。
本当に「夜の水族館」を欲してくださる「大人」の方がそんなにいるだろうか…と。
でも、そんな不安はまさに「杞憂」でした。
1日限定350名のチケットは完売し、たくさんの皆様とカリフォルニアアシカのゴエモンとで乾杯することができたんです。
参加してくださった皆様、興味を持ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
スタッフも初めての経験だったので何かと至らない点も多かったと思いますが、皆様温かい笑顔で接してくださって、スタッフ一同もまさに感謝感激です。
皆様から寄せていただいたアンケート結果なども踏まえて、昨日のことをよく反省し、今後の企画にもつなげていけたらと思います。
新たなる試みにぜひご期待ください。
そして、今回の企画には地元の「月の井酒造」の皆様、海鮮フードの「カジマ」の皆様にもたくさんのご協力を頂きました。
改めて、関わってくださった皆様に御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

「残業」をがんばってくれた動物たちも、ありがとう!
「宴夜」はあと2日間。
これからいらっしゃる皆様のご期待にも沿えるよう、スタッフ一同頑張っていきたいと思います。
- 投稿日:
- 2020年3月16日
- 投稿者:
- アテンダント
皆さんこんにちは!
今日はとある水槽のマイナーな楽しみ方をお伝えしたいと思います(‘ω’)
こちらは入口をまっすぐ進んだところにある大洗の生物3という水槽。
一見地味な感じもしますが…笑。実はおすすめの見方があるんです!
上の方では、下あごが突き出た形の「受け口」をもつチカメキントキが泳いでいます。
ですが皆さんにはここでしゃがんでいただきたいのです、、、
底の方にいるナヌカザメやババガレイに注目してください。
じーーっと見ていると、、、( ゚Д゚)

ぬんっ
タヌキメバルが「俺も見ろ!」と言わんばかりに視界の端からフレームイン。
長いことナヌカザメを隠すように滞在して満足すると、、、
スィーっと泳いでいきます笑
気にせず底の方を見ていると、またすぐに別の魚も視界に入ってきます(;・∀・)
アクリルガラスが丸いからこそ、魚との距離がとても近く感じることができます。
魚たちから近くにやってきてくれるので思う存分見てあげてください笑
皆さんもぜひ色んな位置から水槽を楽しんでみてはいかがでしょうか(/・ω・)/
- 投稿日:
- 2020年2月15日
- 投稿者:
- アテンダント
みなさんこんにちは!
つい先日はバレンタインデーがありましたね(*’▽’)
というわけで今回は、生き物たちのLOVE…すなわち「愛♡」をテーマにお話ししていきます!
皆さんは、動物たちの求愛行動や愛情表現をどれだけ見たことがありますか?
犬や猫など、ペットを飼っている方はなんとなく想像できるかもしれませんが、
大きな声で鳴く、尻尾を振る、すり寄る…など、動物たちの愛の表し方はそれぞれ千差万別。とても面白いですよね!
館内を歩いていると、色んな光景を写真に収めることができました!例えば…

ある日のペンギン夫婦。今から何をするんでしょうか?

羽のお手入れを始めました!とっても気持ちよさそうですね!
こちらの写真のペンギンたちは、羽づくろいの真っ最中です(^▽^)
ペンギンたちはペアになると、お互いの体の羽をお手入れするんです。くちばしだと届かないところまで丁寧に…これぞまさしく「愛」ですね♡
因みに、日差しが出ていて暖かい日には、ペアで寄り添ってうたた寝をしていることもあります。ペンギン水槽は見てて飽きませんよ(`・ω・´)b
続いてはこちら!

…ギロリ。なんて鋭い眼光。
サメの海1水槽に暮らす大型のサメ、シロワニです。この写真のシロワニ、目元をよく見ると傷付いています。
ケガ?!いえいえ、これも「愛」なんです。なんとサメたちは、交尾の前に相手の体に噛みつくんです!
繁殖期が近づくと、段々サメたちの体に傷が増えていきます。
かわいそう…と思うかもしれませんが、サメたちにとって、LOVEとは痛みなのです!!
ちなみに、噛まれてできた傷は数週間もすれば治りますのでご安心ください。皆さんも是非、じっくり観察してみてくださいね。かっこいいですよ!
続いては…
エトピリカです!

エトピリカ(ふゆばねの すがた)
みなさん目の上あたりに注目です。眉毛のようなものがありますね。
これは飾り羽という羽なんです。ここからさらに羽が生え変わって白い顔!金色の飾り羽!と華やかな夏羽という姿に変身するのです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
この姿になることで相手にアピールしているのではないかと言われています。人気が高いのは夏羽の姿なので、ぜひご覧ください。
ちなみに…もう少し暖かくなると、くちばし合わせを見ることができます。これは、お互いのくちばしをこすり合わせる求愛行動です(*´艸`*)
見られたらとてもラッキーですよ♡
まだまだ続きます。お次は…
上流の自然水槽で暮らすヤマメです。地味…と思いましたか?思いましたよね???
そんなことはありませんよ。ちょっとマニアックな魚こそ、面白いLOVEが発見できるのです。
注目して欲しいのは、体の色と鼻先(正しくは吻先)です。
赤っ!!そして…
ぐにゃっっっ!!!!
…こんな風に、繁殖期になると体色が変化する、「婚姻色」と
吻先が曲がり、口がかぎ状になる「鼻まがり」を見ることができるんです!
婚姻色はオスメスどちらでも見られますが、鼻まがりはオスにしか見られません。
このように、魚たちも見た目を変化させて相手にアピールをします。体に顕著にLOVEが表れる…なんてわかりやすくて素敵なのでしょう!
…と、LOVEの話もここまでにしておいて。
2月の中旬から春先は、このように生き物たちの行動や姿が変わったり、ほほえましい一面が見えやすいですよヾ(*´∀`*)ノ
ご来館の際にはぜひ、みなさんも素敵なLOVEを見つけてくださいね♡
- 投稿日:
- 2020年2月2日
- 投稿者:
- takahashi
こんにちは。今日は、只今絶賛開催中の第28回企画展「THE サバイバル」についてのご紹介です。
と、言いたいところなのですが、今回はスタッフ目線での企画展のお話をしてみたいと思います。
この企画展のメンバーが初めて集まったのは、約1年半前の9月。
集まったメンバーと顔をあわせてビックリ。なんと、そのほとんどが企画展初めてのメンバーでした(私もその一人)!!(笑)
リーダーも副リーダーもなんと初心者。(笑)
企画展の準備期間はまさに、「波乱万丈」。サバイバルでした。
半年かけて形になってきたものがまっさら白紙に戻るなんてことも…
まずは、なにをテーマにするか??今回は、「色・模様・形」が題材でした。
さて、一言に色、模様、形と言えども、見せ方は無限大にある訳で、
ではどんなストーリー展開で構成していこうか。さらにこれらのどこに着目するか。
生き物たちの「色・模様・形」といえば…う~ん。「生存戦略」かな?
生物を勉強したことがある!!なんて人は聞いたことがある言葉かもしれません。
ざっくり言うと、生き物たちが厳しい自然界を生き残るための様々な戦略です。
さて、これでいこう!決まったのはいいけれど、生存戦略と言えども、実はかなーーーーり幅が広く、
的を絞るのがまた大変(笑)あれもこれも紹介したい!ってなってしまうんですよね(^^;)
体の形ゾーンをつくってみようか!魚ってなんであんな形してるのかとか!水の抵抗の話もしたい!実験水槽作っても楽しそう!!
いやいや、擬態、婚姻色、子孫を残す戦略、縞模様、カラフルな魚たち、色もいろいろ外せんぞ~(^‐^)模様もほら、こんなはなしあんな話~~
(^-^)…ま・と・ま・ら・ぬ。
どんな生き物・標本を展示しようか。まっさらな一部屋をどんな風に使うか。まさに1から作り上げていきます。
ああでもない、こうでもないの連続で、本当にこのまままとまるんだろうかと、不安な日々が続く中、
若手ならではのフレッシュな意見を中心に、少しずつメンバーの絆と共にまとまっていきました。
生き物を集めること、というと経験がありますが、
標本を借りる、動画や写真を借りる等、企画展では他の園館様や企業様から資料をお借りする事もあります。
手続きがいっぱい!!!!!
さらにパネルの文章や、パネルのデザイン、入口、ポスター、部屋内の内装のデザイン等も1から作ります!
書いて直して書いて直して書いて・・・パソコンにこんなにかじりつくことになるとは、これまた驚き。
その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・割愛ッッ!!!(^^)にっこり♡
はたして企画展開催に間に合うのか!!!(笑)
今となっては、笑って言えますが、当時は
ヒエエエエ(*O*)でした。(笑)
さて、続きの小話はまた後日(^^)
- 投稿日:
- 2020年2月1日
- 投稿者:
- osuka
昨年10月にリニューアルしてから毎日たくさんの皆さんに楽しんでいただいているタッチングプール。
実は、今日からこのタッチングプールで新しい企画が始まりました。
「ダイオウグソクムシ・タッチング」です。
最近人気の「深海生物」の代表選手であり、深海人気をけん引する生物でもあるダイオウグソクムシ。
今までも水槽で展示していましたが、その水槽の前で聞こえてくるのは、「気持ち悪い~」とか「ありえない~」という声。
でも、グロテスクでありながらどこか目が離せない生き物であることも確かなんですよね。
「5年間絶食しても死ななかった」など、びっくりな逸話にも事欠きません。
そんな生き物を、間近で見て、しかもさわれる絶好のチャンスです。
「触るのはちょっと…」という方もご安心ください。
その迫力ボディーを間近で見るだけでも、ご満足いただけるはず。
さすが「世界最大のダンゴムシの仲間」といわれるだけあって、背中を丸めてみたり…
と思うといきなりのけぞったり。結構色々な動きを見せてくれるんです。
時には、かごからそーっと顔を出そうとするしぐさも見られて、見ているだけでもワクワク(ゾクゾク?)します。
ちなみに、ダイオウグソクムシは深海にすむ生き物のため、水温は5℃とかなり低くなっています。
手を入れる時には、心して入れてくださいね。
「ダイオウグソクムシ・タッチング」は2月いっぱいの予定です。期間限定ですので、どうぞお早めに!
(なお、この期間中は「ドクターフィッシュ」ことガラ・ルファのタッチングはお休みとなります。ご了承ください)