開催期間:2019年1月26日(土)~2019年5月6日(月)
南北190kmもの海岸線をもつ茨城県は、全国有数の漁業県です。さらに、霞ケ浦や涸沼といった自然環境を生かした内水面漁業や養殖も盛んで、さまざまな種類の水産物に恵まれています。
今回の企画展では、そんな茨城の海の恵みや水産物について、さらには漁業に携わる人たちの営みについてご紹介します。この企画展をきっかけに、私たちの食卓と海のつながりを考えていただければ幸いです。
今回の企画展示室をご案内するのは、架空の水産会社「アクアワールド水産」の各担当者たち。情熱をもって、自分たちの仕事をアピールしてくれます。
茨城の冬の味覚「アンコウ」や県魚である「ヒラメ」、加工業も盛んな「マダコ」など、茨城の水産物の特徴やおいしい食べ方、栄養面での解説を行います。「マダコ」の生態展示では、笠間焼のタコ壺に入るマダコの様子も観察できます。
多彩な水産物を漁獲するためには、それぞれに適した「漁法」が必要です。様々な漁法や漁の様子も詳しくご紹介します。さらに、自然界で変わった「漁」をする生き物についても取り上げます。暗闇にうごめく小さな光…夜のイカ釣り漁さながらの捕食シーンを見せてくれるヒカリキンメダイにもぜひご注目ください。コーナー最後には、水槽展示と映像を組み合わせた当館初の試みも用意しました。
持続可能な漁業のためには、「育てる」漁業への取り組みが不可欠です。県内で行われている様々な養殖・栽培漁業について詳しくご紹介します。高級食材エゾアワビや担当者絶賛のご当地バーガーも登場します。
漁業に役立てるための様々な研究や調査を行う水産試験場の活動についてご紹介します。調査結果が実際どのような場面で漁業や資源管理に生かされているのかご紹介することで、これからの時代に欠かせない「持続可能な漁業」について考えていただければと思います。また、小さなお子様でも楽しめる体験コーナーも準備しました。明日の茨城の漁業を担う研究員になったつもりで、お楽しみください。
今では全国で行われているサケの人工ふ化事業。その日本における発祥は実は茨城県でした。その歴史や実際のふ化事業の様子をご紹介します。昨年末にふ化したサケの稚魚がすくすく成長する様子にもご注目ください。
館内4か所の「難漢ポイント」でスタンプを集めて、おさかな漢字シートを完成させよう!完成した方にはオリジナルクリアファイルをプレゼントします!
実施期間 | 2019年1月26日(土)~終了しました |
---|---|
場所 | 館内および企画展示室内 |
実はサメではない「チョウザメ」。キャビアの親としては有名ですが、実はどんな魚なのかはあまり知られていません。チョウザメ養殖の第一人者である(株)フジキンのご協力により、生きたチョウザメに触れることができる貴重なチャンスです!
実施日 | 2019年4月13日(土)・17日(水)・20日(土)・24日(水) |
---|---|
時間 | 各日9:00~12:00 13:00~16:00 |
場所 | 館内 |
茨城県水産試験場の調査船「いばらき丸」。那珂湊港に停泊中の「いばらき丸」に乗船して、乗組員と一緒に船内の各所を廻ります。大きな船の中は驚きがいっぱい。ここでしか見られない貴重な写真の数々も見ることができます。
実施日 | 2019年3月23日(土)9:30~11:30 13:30~15:30 |
---|---|
定員 | 各回20名(小学生以上とその保護者) |
応募方法 | 往復はがきに ①参加者全員の氏名・年齢 ②代表者の住所・電話番号 ③希望時間帯(午前または午後) を記入の上、アクアワールド・大洗 普及課宛にお送りください。応募者多数の場合には抽選となります。 応募締め切り:2019年3月5日 |
茨城の海の味覚として有名な「アンコウ」。調理の際には「吊るし切り」という特殊な方法が使われます。水族館でこの「アンコウの吊るし切り」を見学しながら、飼育員の詳しい解説も聞くことができる企画です。なお、先着70名様にはアンコウ汁がふるまわれます。
実施日 | 2019年2月24日(日) 11:00~ |
---|---|
場所 | 館内多目的ホール |
定員 | 70名(先着順) |